【ヴィクトリアマイル】ウンブライル、木村厩舎流のハードトレにこたえてさらに上昇
公開日:2024年5月8日 14:00 更新日:2024年5月8日 14:00
栗東滞在で臨んだGⅡ阪神牝馬Sは②着。骨折明けをひとたたきして、変わり身を見せていた。
今回は放牧を経て、4月26日にホームである美浦に戻っての調整だ。
1週前はウッドで7F98秒4、5F66秒6―37秒1と長めからしっかりと負荷をかける木村厩舎流。直線は鞍上が追うアクションに応え、1F過ぎ併せで11秒0をマークした。開門一番に加え、時計の出やすい馬場状態だったことを考えても、出色の数字だ。しかも、ゴールを過ぎても鞍上が緩めることなく、向正面まで脚を伸ばしていた。
日曜も坂路4F53秒3―11秒8とさらにネジを締めるように乗り込み、迎えた最終追い。3頭併せの真ん中追走から、5F68秒3―38秒2。前後の間隔が詰まっても折り合いはピタリ。隊列は崩れぬまま、直線も実戦を想定した左右タイトなシチュエーションの真ん中でもググッとハミを噛んで、我慢の利いた走りのまま1F11秒3でフィニッシュした。
気持ちの難しさがある馬だが、今の精神状態なら鞍上のゴーサインが出れば、いつでもはじけそうな雰囲気。馬体も先週に比べて張りが出て、上昇ムードでGⅠに臨める。