（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　ケンタッキーダービーはまずはフォーエバーヤング！　ＵＡＥダービーの圧勝劇は、日本馬の歴史的な快挙を予感させるものでした。もう一頭の日本馬テーオーパスワードはカナダのリーディングジョッキー木村和士騎手が騎乗。こちらも応援したいです。

　今週から東京競馬場では５週連続でＧＩが開催されますが、今、過去にタイムトリップできる展示が行われています。

「ＪＲＡ70周年記念展示～ＨＥＲＯがくれたもの～」で、目をひくのは２枚のゼッケン。日本ダービーを２００５年に勝利したディープインパクトのゼッケンと、11年に勝利したオルフェーヴルのゼッケンです。オルフェーヴルの時は雨だったので、ディープインパクトのゼッケンと比べると泥で汚れているのが分かります。

　さらに１９９０年12月23日の中山競馬場にタイムトリップできる展示もあります。ヘッドホンをつけると、右から左に馬たちが走っていく音が聞こえてきて、後ろから実況が。最後に「オグリ！　オグリ！」と大歓声の渦の中に包まれる……。そう。あの、オグリキャップのラストランとなった有馬記念をスタンドの最前列で見ている体験ができちゃうんです。

　力強い蹄の音と、鳴りやまない歓声に鳥肌がたちました。

　競馬を始めて12年目。それより前の長い歴史は資料で知るしかありません。その空白を埋めてくれるような、だから競馬は面白いのだとあらためて思わせてくれる展示でした。

　今週もまた新しい一ページが描かれます。日曜日はＮＨＫマイルＣがあります。

　まずはルメール騎手お帰りなさい！　落馬負傷してから約１カ月ぶりのレースです。騎乗するのはアスコリピチェーノ。桜花賞は１番人気で②着でしたが、目の前で見た馬体の美しかったこと。その時、コラムでは「軸は堅い」と書きました。今回も主役と見ます。

　ルメール騎手、いきなりＧＩを制覇するでしょうか！？

　アスコリピチェーノと初対戦となるボンドガールも楽しみです。この２頭の対戦が早く見たかった……。前走のニュージーランドＴは半年ぶりでしたし、稍重馬場で②着でした。力のあるところを見せてくれました。

　桜花賞は残念ながら抽選もれに。皐月賞③着馬ジャンタルマンタルや、サウジアラビアＲＣでボンドガールに勝利したゴンバデカーブースなど相手は強いですが、斤量は55キロと牡馬とは差がありますし、前走は減らしていた馬体重がプラスになって上積みも見込めるので、いい結果を導いてほしいです。