初の重賞勝ちから10日後、トレセンで中井騎手にやっと会えた。いつもと変わらぬ笑顔だが、すがすがしさが加わっていた。
「これだけ祝福されると日々のモチベーションが上がるもんなんですね。皆が次も勝ちたくなる気持ちが分かりました」
いい心の燃え方をしているのを感じられてうれしかった。そして、お互いに次のテレビ出演時には噛まずにしゃべろうと笑った。やはり、騎手には1勝が良薬だ。
【中京6R・大府特別】 土曜中京の特別戦はダート3連戦。1鞍目のここは2連勝中の3歳牝馬のロイスターから。
3月の阪神デビューで既走馬が相手の最内枠。いい材料がない条件下で馬混みから進路を探しつつ差し届き、2戦目はインの動けない4角11番手からラチの1頭分を割ってきた。残り100メートルから加速するいい末脚に勝負根性も兼ねるから、3連勝を期待したくなる。
外を回すと厳しくなる中京ダートでひるまない性格は大きな武器。当時の②着馬ケイツーリーブルが2勝クラスの特別で連対しているから十分に能力は足りる。
【中京7R・伊賀S】 ③②着と復調中の◎ピエマンソン。「ジョッキーの進言でメンコを外してチークピーシズを着けます」とは高阪助手。追い切りから効果ありだ。
【中京8R・瀬戸特別】 ダート転向2戦目で快勝は前走のヒラボクソライア。古馬オープンと互角以上に動けるなら◎。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。




























