【京都大賞典】エコロディノス覚醒のきっかけになるか
公開日:2026年10月5日 14:00 更新日:2026年10月5日 14:00
あと押しになった〝恵みの雨〟と京都
京都で行われた伝統のGⅡ京都大賞典を制したのは伏兵エコロディノス。うれしい重賞初制覇となった。
終わってみれば11番人気での勝利。だが、思い出せばデビュー戦はムーアを配して圧勝で決めたように、陣営の期待度も高かった素質馬だ。
それでもこれだけ人気の盲点となっていたのは前2走の敗戦だろう。
2走前の大阪杯が急失速で入線後には下馬するシーンもあっての⑮着なら、夏の函館記念も⑨着。この2戦の敗因になっていたのが、ノドの弱さだ。
前走で手綱を取っていた池添もレース後は「影響していますね。向正面に入ってからずっと聞こえてきましたから」と振り返っていたほど。
陣営は手術することを考慮したものの、検査を経て、手術までには至らずにここへ向かった経緯があった。
そんなノドの弱さを抱えていた馬には、まさに“恵みの雨”だったか。
予報では雨の降り出しは遅かったのだが、実際は朝からパラパラと降り出して、JRA発表でも1R直前には小雨に。そして昼には雨発表にも変わって、芝も午後1時過ぎには“稍重”になった。
この湿り気のある気候はウイークポイントをカバーするにはうってつけ。さらに京都は3戦2勝。負けた一戦も京都記念③着で、「(坂の)下りもうまく走ってくれた」はこちらも重賞初制覇となった4年目の田口。振り返ればこの馬には走りが合う舞台でもあった。レースでもいい前進気勢で2番手でレースを進めて、最後までしのぎ切ったのだから大したものだった。
雨、舞台とあと押しがあったとはいえ、これで初のタイトル。今後は「様子を見ながら大きいところを」は管理する大久保師だ。素質馬が覚醒するきっかけになる1勝かもしれない。























