【ワールドオールスタージョッキーズ】インドのベテランから豪州の若手まで 今年も招待騎手は多彩な顔ぶれ
公開日:2026年8月20日 14:00 更新日:2026年8月20日 14:00
今週は札幌で「ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が行われる。
舞台が札幌に移ったのが15年。コロナ禍で20、21年は開催されなかったが、22年に再開され、夏の札幌ではちょうど10回目となる。
出場騎手は14人。
JRA勢は今年のダービージョッキー松山、東西の勝利度数上位で、東が横山武、西はルメール。さらに選考委員会で選出された武豊、横山典の大ベテランに、勝利度数上位の岩田望、川田。
なお、昨年の「MVJ」受賞者の戸崎は、海外騎乗のため出場を辞退した。
外国招待騎手はリチャード・フーリー(南アフリカ)、ラファエル・ヘルナンデス(カナダ)、ダミアン・レーン(オーストラリア)、ザック・ロイド(同)、スラジ・ナレドゥ(インド)、マリー・ヴェロン(フランス)。さらに地方代表の吉村智洋(園田)を加えた7人が「WAS選抜」となる。
この中で説明不要なのがレーンだろう。すでにJRA208勝、GⅠは7勝。19年からコロナ禍の21年を除いて毎年のように来日し、24年にはこのシリーズに出場した経験もある。
3年ぶりの出場となるのがフランスの女性騎手ヴェロン。当時は第3戦でJRA初勝利を挙げている。
ナレドゥは「Magic Man of India」と称されるインドの名手。41歳ですでに2500勝を達成している。初の日本でどんな騎乗を見せるか楽しみだ。
フーリーは南アフリカで年間378勝という驚異的な数字を挙げた40歳なら、ヘルナンデスはカナダでダービーに該当するキングスプレート(旧クイーンズプレート)を3回、3冠最終戦のブリーダーズSを4回制した41歳。
一方、ロイドはオーストラリアの次代のエースといわれる23歳の若手。すでにGⅠを6勝している。このところ、短期免許はレーンの他にもキング、ディー、コレットら豪州のジョッキーが多く、今回の成績によっては彼らに続くかもしれない。
騎手は西、馬は東が強い傾向
この4レースには大きな特徴が2つある。
ひとつは関東所属のジョッキーの不振だ。
過去9回(全36鞍)の勝利数の内訳は栗東所属が16勝。外国招待騎手も同数である。
地方招待騎手は3勝。美浦所属は〈15881〉で、連対率・063でしかない。勝率にいたっては1%ちょいだ。
勝ったのは17年第2戦でクロコスミアに騎乗した戸崎が最後。例年、札幌で騎乗している横山武がシリーズでは〈01110〉となぜかいい結果が出ない。そろそろ初勝利を挙げてほしいところだが……。
その一方で、馬の方は関東馬が大活躍。これまで23勝している。関西馬は13勝でしかない。
出走数は東257頭に対し、西は242頭とそう変わらないから、狙い目は明らかに関東馬ということになる。
ちなみに、関東馬で関西所属騎手が乗った場合は〈147357〉。勝率・173で、単勝回収値は178円。さらに1番人気なら、〈4303〉と連軸としてかなり信頼性が高い。
また個々のジョッキーに注目するなら、やはり武豊、次いでルメールだ。
シリーズ最多勝はモレイラの5勝だが、今年は出場せず。4勝を挙げているのがこの2人だ。
中でも武豊は〈411416〉で連対率・429。シリーズに2回以上出場した騎手の中では唯一の4割超えである。
過去9回の出場で一度も馬券圏内に入らなかった年はゼロ。昨年は3戦⑩⑨⑭着だったが、第4戦は9番人気ウインアクトゥールで②着。きっちりと存在感を示した。
よく馬券になる6~9番人気
過去36戦で、1、2、3番人気がすべて馬券に入ったのは1回だけ。17年の第3戦が3、1、2番人気の順番で入った。
さすがに10番人気以下が馬券に絡むことはそう多くなく、ここ2年は馬券圏内ゼロ。23年も③着が1回あるだけだ。
それでも堅く収まらないのは6~9番人気が9勝もしているから。②着は12回、③着は10回ある。
はっきり言って馬券的には非常に難解。しかも、今週は雨が降りそうな予報。過去、芝が稍重、重の場合は1番人気が〈1303〉とあまり勝てないうえに、2番人気は〈0034〉と連対ゼロだ。
ただですら難解なレースが、雨でさらに難易度を増しそう。もちろん、それは大穴ゲットの大チャンスでもあるのだが……。


























