【クイーンS】ココナッツブラウン進化示して重賞初V

公開日:2026年8月3日 14:00 更新日:2026年8月3日 14:00

リバティ世代最後の星に期待される大仕事

 札幌で行われた牝馬重賞のクイーンSを制したのはココナッツブラウン。これがうれしい重賞初タイトルとなった。

 昨年は3勝クラスを勝ち上がった直後で、いきなりクイーンSにチャレンジして②着。その後は牡馬相手の“真夏のスーパーGⅡ”札幌記念でも②着で、エリザベス女王杯はGⅠ初挑戦で⑤着。さらに今年はヴィクトリアマイルにも出走してラスト3Fは32秒9の鬼脚で⑤着と掲示板を確保していた。

 それらを踏まえれば今年は負けられない一戦とはいえ、実際、勝ち内容も文句なしだ。

 前半はいつものように脚をためて勝負どころから外を進出。この時の脚色がとにかく抜群で、4角では前を射程圏にとらえていた。そして最後は危なげなく抜け出してのフィニッシュで、余裕さえあったほど。

「自分で動いていくという強い競馬だったと思います」

 JRA全10場重賞制覇にもなった北村友も話したように、昨年よりも進化、パワーアップを感じさせる走りだった。

 これで6歳にしてようやく重賞ウイナーの仲間入り。思えば同じ牝馬でこの20年生まれの同級生にいたのが、3冠牝馬リバティアイランドでもあった。

 ただ、6歳ともなると繁殖に入った馬もすでに多く、重賞勝ち馬で現役の6歳牝馬は他に1頭だけ。ましてや今シーズンに重賞勝ちとなると、当然、この馬だけである。いわば牝馬ではリバティ世代最後の星とも言えるか。

 ともあれ、「何とかもうひとつ上のレースで」と鞍上が話すように昨年⑤着に終わったエリザベス女王杯をはじめ、大舞台での走りが楽しみになる勝利でもあった。

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