本番までは3週間と少し 凱旋門賞の前哨戦3鞍が終了
公開日:2026年9月10日 14:00 更新日:2026年9月10日 14:00
ファワ賞 ダリズ 時計は遅くても驚異的な末脚を見せた
先週末、凱旋門賞と同じコースで3つの前哨戦が行われ、本番の出走馬がかなり固まってきている。日本からはアドマイヤテラ、メイショウタバルが参戦。アドマイヤは先日、鞍上がC・デムーロとなることも発表されたばかり。刻一刻と決戦ムードは高まってきた。
行われた前哨戦は順番に牝馬限定のGⅠヴェルメイユ賞、3歳限定のGⅡニエル賞、4歳以上によるGⅡフォワ賞だ。
ヴェルメイユ賞を制したのは5歳馬フレンドリーソウル。逃げ切りを決め、24年のオペラ賞(凱旋門賞当日の牝馬限定戦で二千メートル)に次ぐ2度目のGⅠ勝ちとなった。
そのオペラ賞勝ちから1年半以上の休養があるため、まだキャリアは10戦。時計は二千四百メートル2分25秒46のレースレコードだが、当日のパリロンシャン競馬場は好天でタイムもかなり速め。これまで牝馬限定戦を中心に使われており、今年もオペラ賞出走か。
続くニエル賞を制したのはヴァランディール。今、フランスの競馬を席巻しているM・バルザローナ、グラファール調教師、生産はアガ・カーン・スタッズだ。これはあのカランダガンと同じで、時計は2分25秒70。
そしてこの同じコンビがフォワ賞も制した。
勝ったのは昨年の凱旋門賞馬ダリズ。4頭立てとあって道中は超のつくスロー。そのため勝ち時計は2分30秒89と最も遅いが、ダリズの上がり3Fは32秒57という驚異的な速さだった。
②着ベイシティローラーは前走でGⅠコロネーションCを制している馬だ。
ダリズ自身はこれで今年、ガネー賞、アガ・カーン4世賞(かつてのイスパーン賞)とGⅠを連勝。プリンスオブウェールズSはオンブズマン、ミニーホークの③着に終わったが、今回の勝利で本番連覇に向けて視界良好といったところ。ブックメーカーでは現在、1番人気となっている。
次いで注目を集めているのは3歳馬と牝馬
では、ダリズに次ぐ人気はというと、モルティーズクロスという3歳馬となっている。
ここまで6戦して②①①①②①着という成績。負けたのはデビュー戦と英ダービー。前走は本番と同じ舞台のGⅠパリ大賞を制している。
ただし、このレースは7月15日で、本番は3カ月近い休み明けとなる点がどう出るか。
3番人気は牝馬カルパナになりそう。
24年の英チャンピオンズフィリーズ&メアズSでGⅠ初制覇。翌年はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSで②着と牡馬相手に好走したものの、凱旋門賞は⑦着だった。
だが、遅咲きだったのか、今年は本格化。GⅢ勝ち、GⅡ②着から、キングジョージ、ヨークシャーオークスを連勝。キングジョージの②着馬はあのカランダガンだ。
ヨークシャーオークスといえば17年にエネイブルが次走で凱旋門賞も連勝。19年にもここから本番に向かった(②着)。
昨年の勝ち馬ミニーホークは凱旋門賞で②着。牝馬の強い凱旋門賞だけに、このレースの勝ち馬は要注目である。
三段論法で考えればメイショウタバルは通用する⁉
では、日本馬の人気はというと、アドマイヤテラ、メイショウタバルともに10番人気以降。残念ながら大きく注目はされていない。
だが、人気を背負って厳しいマークを受けるよりはいいかもしれない。
特に脚質的にメイショウタバルは今回もハナに行ってペースをつくるだろう。マークは薄い方がいいに決まっている。
最有力馬のダリズは昨秋、GⅢプランスドランジュ賞②着から本番へ。このレースの勝ち馬が日本のクロワデュノールだったのは記憶に新しいところ。
そのクロワを宝塚記念で退けたのがメイショウタバルだ。三段論法的には本番でも通用しておかしくないが、果たして。
本番は10月4日(日)の夜。今年も日本の競馬ファンにとって楽しみな夜であることは間違いない。



























