桜の女王も巻き返しを目指す（Ｃ）日刊ゲンダイ

拡大する

　最大のライバルは桜花賞馬エンブロイダリー。春はクイーンＣ勝ちから桜花賞に臨み、力強い伸びで栄冠を掴んだ。しかし、１番人気に推されたオークスでは道中で力んでしまい、伸びを欠いて⑨着に終わっている。夏場はじっくりと休養に充ててぶっつけでここへ。成長した姿を見せたい。

　ローズＳで②着にきたのはテレサ。新馬、アルメリア賞、柳川特別とこれまでの３勝は逃げ切りだった。それが、前に馬を置く形でも最後までしぶとく伸びて混戦の②着争いを制している。価値ある走りだ。

　③着はセナスタイル。骨折明けの１勝クラス勝ちからの参戦だったが、最速の末脚を繰り出してゲートインに成功した。父が凱旋門賞馬、母がオークス馬の良血が大仕事をやってのけるかも。

　東の紫苑Ｓを制したのはケリフレッドアスク。春はスイートピーＳ③着、オークス⑧着。夏の１勝クラスは④着止まりも、初めて逃げに回って結果を出している。②③着のジョスラン、ダノンフェアレディもエントリー。

　別路線組ではマピュース。春はクイーンＣ②着、桜花賞④着、ＮＨＫマイルＣ⑦着。前走の中京記念では古馬に交じって勝ち切った。二千でどんな走りを見せるだろうか。