【オールカマー】レガレイラ追うごとに良化

公開日:2025年9月17日 14:00 更新日:2025年9月17日 14:00

最終追いは3頭併せで最先着

 6月の宝塚記念でよもやの⑪着惨敗から3カ月ぶりの実戦。仏GⅠ凱旋門賞、GⅡ札幌記念などの出走も視野に入っていたが、秋はGⅠを2勝している得意の舞台である中山、このオールカマーからの始動となった。

 美浦に帰厩したのが8月22日。初時計となる3週前追いから順調にメニューを消化し、1週前はウッドで木村厩舎流の長めから負荷をかける形。3頭併せの一番後ろから運んで8F110秒1、6F79秒4―37秒0、1Fは強めに11秒4と最後までしっかり追われてきた。

「日に日に体つき、バランスが良くなってきました」と太田助手が言うように、調教を重ねるごとに反応は良化している。

 迎えた最終追いは実戦を想定した3頭併せ。下ろしがけはチッチと促して、出脚からスピードが乗るような意識付けで、6F82秒5、5F66秒4―37秒5。タイトな隊列の真ん中でも折り合いはつき、余力を残したまま直線へ。

 1F地点では前とは1馬身差あったが、後続が馬体を併せるとググッと自らハミを取って加速。勢いがつくと、1F11秒2を馬なりのまま、内に首、外に1馬身半とそれぞれに先着してフィニッシュ。出色の数字もさることながら、ゴール後も2Fほど脚を伸ばして、負荷をかけてきた。

 この馬なりの歩様の硬さ、緩さはまだ残すものの、馬体はスッキリと見せて仕上がりは良好。力を出せる状態には整っている。

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