ヨシノイースター
北九州記念は2年連続で②着。悲願の重賞タイトル獲得へ向けて渾身の仕上げだ。前走後は放牧に出して先月13日に栗東へ。17日に坂路4F54秒3をマークすると、その後も順調に乗り込まれ、先週は水曜に1F11秒6。さらに日曜にも4F53秒4と時計を出してきた。今週も馬なりで流すのではなく、ラストは追って4F53秒8で、1Fは11秒8。中尾師も「ラストでしっかり反応させるような調教を。道中は折り合いがついていたし、しまいの反応もよかったですよ」ときっぱり。馬体も7歳とは思えないほど若々しく、今がまさにピークといっていい。
ママコチャ
京王杯SC②着以来4カ月ぶりだが、先週、先々週はCウッドで追われてラスト1F11秒台をマーク。この馬らしい伸び脚を見せていた。今週は坂路で単走と息を整える程度。それでも全体時計は52秒3で、ラストも余力十分に12秒1だから、今の状態の良さが分かるというもの。秋初戦としては文句なしの仕上げ。
カルチャーデイ
CBC賞⑤着後は短期放牧へ。「牧場ではリラックスでき、すぐに体が戻った。短期間でもいいリフレッシュになった」と四位師が話すように、中間も活気にあふれる。2週続けてCウッドで単走だが、新コンビ・坂井が乗った今週は尻尾を振った1週前とは違い、息が合った走りで最後まで集中してラスト2F12秒2―11秒5。レースでも折り合えたら怖い存在だ。
エコロジーク
2勝クラスを勝って挑戦。先週金曜に坂路4F53秒5、上がり2F24秒9―12秒3をマークすると、今週木曜は田口が手綱を取って坂路入り。最後まで余力を残しながら4F51秒2、1F12秒3の好時計をマークした。ここまで負けたのは海外挑戦の2戦だけ。国内では3戦負け知らずだから格上挑戦でも侮れない。
トウシンマカオ
先週は北海道シリーズに参戦中の横山武が駆けつけ、ウッド6F80秒6―36秒5、1F11秒3。年齢的な衰えを感じさせない豪快な動きで3馬身先着と、申し分ない内容だった。今週は坂路で4F53秒7―12秒1をマーク。左回りで顕著に見られる外に張るところも許容範囲か。身のこなしも軽く、秋初戦からきっちり力を出せる。
結論
◎ヨシノイースターは3週続けて坂路で1F11秒台をマーク。今週は当日2位タイの11秒8で駆け上がってきた。久々の北九州記念をたたいて状態は急上昇といったところ。初タイトルに向けて渾身の仕上げだ。
① ショウナンザナドゥ
② テイエムスパーダ
○③ ママコチャ
注④ エコロジーク
◎⑤ ヨシノイースター
△⑥ アブキールベイ
△⑦ カンチェンジュンガ
⑧ レッドアヴァンティ
△⑨ ジャスティンスカイ
⑩ ウイングレイテスト
⑪ ワンダーキサラ
⑫ ティニア
▲⑬ カルチャーデイ
△⑭ トウシンマカオ
△⑮ モズメイメイ
⑯ グランテスト