この土曜はグリーンチャンネルのパドック解説を務めさせていただく。「競走時間帯の拡大」中の出演は初めてで、最終レースのパドックは午後6時前。日の入りの1時間前だから心配はないが、暮れゆく中でどのように映るのだろうか。また、先週出走の陣営から「夕方以降は体が楽だった」と聞いた。地元愛知の夏に涼しいイメージはないのだが、どう感じるかの楽しみはある。
【中京7R・豊明S】 前有利のダートと違い、芝は差しが決まった。それなら◎マイネルチケットでいい。
伸び盛りの3歳夏でもあるが、同馬は過去6戦を新潟、中京に東京とオール左回りで走ってきた強みがある。
2歳時から重賞で好走してきた。サウジアラビアRCが0秒2差③着で、京王杯2歳Sは首差の②着。3歳となり、シンザン記念で④着、NHKマイルCは⑧着とオール入着した。2走前は発馬劣勢から力み、東京GⅠは頓挫明けのぶっつけで、レースは直線でスペースがなかった。全馬で一番追い出しが遅かった中での0秒5差だから、むしろ評価していい走りだ。
1週前に坂路で上がり2F24秒2―11秒9を出し、今週はCウッドで11秒8―11秒1のフィニッシュなら3勝級ではお釣りがくる。また、コンパクトだった母エントリーチケット似で背中が短めな馬体から、千四はよりベターな設定だ。
【中京10R・3歳上1勝クラス】 1週前がCウッドで6F79秒8のエナジーガンツ。3歳夏のひと成長に期待できる。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。