【東京11R・安田記念】 週末は雨予報もなく、東京GⅠシリーズ最終戦はパンパンの良馬場で行われそう。東京マイルでスピード勝負ならガイアフォースの出番だ。
マイル戦の持ち時計1分31秒5はジュンブロッサムと並びメンバートップ。東京マイルでは一昨年の安田記念で1分31秒6の速い時計もマークしている。
このスピードは母の父クロフネから。クロフネは米国快速型デピュティミニスター系。クロフネ自身もNHKマイルCの勝ち馬だが、この血を持つ馬は非常に東京マイルGⅠと相性がいいのだ。
特に近年はデピュティミニスターを母系に持つ馬が活躍しており、昨年の安田記念でロマンチックウォリアーの②着だったナミュールは祖母の父が同系のフレンチデピュティ。今年も、NHKマイルCは②着マジックサンズの祖母の父、③着チェルビアット、④着モンドデラモーレの母の父や、ヴィクトリアマイル②着クイーンズウォークの祖母の父が同系だった。
ガイアフォースも東京マイルは安田記念で前2年連続④着。一昨年が勝ち馬と0秒2差なら、昨年も0秒3差とともに僅差の競馬だから、やはりこの舞台は合う印象だ。
前走、香港のチャンピオンズマイル⑨着は「最後におつりがなくなったのは馬体減りの影響があった」と杉山晴師。初めての海外遠征でマイナス16キロと本調子でなかったから参考外。今週の調教後馬体重は2走前と同じ498キロなら体調面は戻っていると考えていい。
加えて、父キタサンブラックは先週のダービーを制覇。東京が得意な種牡馬だから2週連続での産駒GⅠVがある。
競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。