【日本ダービー】15年連続36度目のダービーにサトノシャイニングで挑む武豊に聞く
公開日:2025年5月28日 14:00 更新日:2025年5月28日 14:00
騎乗35回、6勝はダービー最多記録
日本ダービー最多記録──。
血統面で見れば、最も産駒を多く出走させたのがサンデーサイレンスだ。54頭の産駒が走り、初年度のタヤスツヨシ(95年)がいきなり勝つなど、計6勝を挙げた。産駒最多勝利はサンデーの仔ディープインパクトで7勝。2年目となるディープブリランテ(11年)が初優勝だった。
騎手では、騎乗回数、勝利数ともに歴代最多を打ち立ているのは、ご存知の武豊。デビュー2年目となる1988年のコスモアンバー(⑯着)から35回と騎乗し、6度も勝っている。98年スペシャルウイークが初勝利で翌年のアドマイヤベガで連覇し、タニノギムレット(02年)、ディープインパクト(05年)、キズナ(13年)にドウデュース(22年)で制した。数々の良駿の背で最も府中の大歓声を浴びてきた。
その名手は今年、キズナ産駒のサトノシャイニングの手綱を取る。
1週前のCウッド追いが初コンタクトで6F80秒4─64秒9─50秒5─35秒9─11秒2をマークした。7勝目を狙う鞍上に聞いた。
「イメージ的に乗りにくい馬かと思っていたが、そこまでではない」(武豊騎手)
──1週前追い切りの指示、感触は。
武豊騎手 「2頭併せで前に一頭(リミットバスター)置いて、直線で外から並んで直線はしっかりラストも強めに走らせてください、と。その通りに乗れた。イメージ的に乗りにくい馬かと思っていたが、調教の段階ではそこまでではない」
──レースを見た印象は。
「皐月賞だけではないですが、少し乗り難しい馬だなという印象はあります。皐月賞の⑤着は立派な内容。力がある馬だと思います」
──新馬戦(①着)では同じレースに(⑧着メイケイレイン)に乗っていました。
「その時は、まさか自分がダービーで乗るとは思っていなかったですが(笑)。きさらぎ賞は一番インパクトがありました。ラストで伸びは目立つものがありましたね」
──距離が延びる点については。
「東京二千四百メートルとなると当然、折り合いがポイントになると思う。これまでのレースを見ると前進気勢が強く、ジョッキーが抑えるのに少し苦労するところが目立っている、さらに距離が延びてうまく運べるか」
「いいレースをしなければいけないと思っています」(武豊騎手)
──ご自身が勝ったキズナの産駒。
「サトノシャイニングのオファーを頂いた時からキズナの子だな、と。自分が勝ってきた馬の子に乗るのはなかなか難しいこと。乗れるのは嬉しいことですし、勝てば、血統のドラマですね」
──36回目、15年連続の日本ダービーです。
「ダービーは子供の時から憧れていたレース。何回乗っても、何回勝ってもその気持ちは変わらない。騎手として一番ワクワクするレースですから、もう一度勝ちたいですよね。素晴らしい馬でダービーに臨める。我々、ホースマンとしてとても大事なレースでもあるので、いいレースをしなければいけないと思っています」