ドゥラドーレス
エプソムC②着後は放牧を挟んで6月14日に帰厩。1週前は戸崎を背にウッド5F65秒8―37秒0、1F11秒3の好時計をマーク。内を回ったとはいえ、ールを過ぎても脚を伸ばして負荷をかけてきた。今週は坂路で息を整える程度。併せ馬で1馬身ほど追い掛ける形でスタートして折り合いもピタリ。ラストも鞍上の手が動くことなく、楽々と追いついて併入の4F53秒5―11秒9でフィニッシュだ。大きなフットワークながら回転力があって、雰囲気はすこぶるいい。前走時にあった馬体の緩さはなく、デキも上昇。悲願の重賞Vに向けて、好仕上がりといえる。
シリウスコルト
1週前はウッドで5F68秒4―37秒9、1F11秒5。土曜も7F97秒6―38秒6、1F11秒5と前走以上に負荷をかけている。最終追いは単走で6F85秒0―39秒2と上がり重点でも雄大な力強いフットワークから、重心の低いフォームで鋭く加速して1F11秒6を馬なりで駆け抜けた。心身ともにバランスが整い、目下の充実ぶりがうかがえる攻め内容だ。
コスモフリーゲン
ウッド単走で6F83秒2―37秒0。馬場の外めをゆったりと走らせて、ラストは自らハミを取るような感じで脚を伸ばして1F11秒3をマークした。「いいですね。しまいだけ放して、これだけ時計が出てますから」と柴田大も好感触。リラックスした雰囲気でフットワークにも伸びがあって太め感のない体つき。好仕上がりとみていい。
シルトホルン
前走後はここを目標に調整が進められ、水曜はウッド併せ馬で6F83秒7―38秒0。1馬身追走から直線は内へ併せて、馬なりでフィニッシュした。首差遅れたが、全く無理をしていなかったから問題ない。「暑いですし、余力を残したもの。これで十分です。先週よりピリッとして、いいと思います」と手綱を取った大野。好調キープだ。
マテンロウオリオン
しらさぎS⑥着から中2週でも先週は坂路で1F11秒8と軽快な動き。今週も坂路でしまい軽く追われる程度ながら4F52秒3、ラスト2F24秒1―11秒9。もともとケイコ駆けする馬だが、リズミカルな走りで2週連続1F11秒台だ。暑いこの時季で楽にマークしているから疲れは全く感じさせない。引き続き好調をキープしている。
結論
◎ドゥラドーレスの最終追い切りはきれいな加速ラップから、ラスト1Fは当日最速タイの11秒9とエンジン性能の高さを存分に示した。早くから入厩して乗り込み量も十分。調整過程も文句なしだ。万全の仕上がりで重賞初制覇を飾る。
① ドラゴンヘッド
▲② コスモフリーゲン
△③ ダンテスヴュー
△④ マテンロウオリオン
⑤ リフレーミング
⑥ ギャラクシーナイト
⑦ オニャンコポン
○⑧ シリウスコルト
△⑨ ニシノレヴナント
⑩ ショウナンマグマ
△⑪ パラレルヴィジョン
注⑫ シルトホルン
⑬ セブンマジシャン
△⑭ バラジ
◎⑮ ドゥラドーレス