【日本ダービー】クロワデュノール最高潮

公開日:2025年5月28日 14:00 更新日:2025年5月28日 14:03

「今回は違う」「ホープフルSの時よりも上」と斉藤崇師

 皐月賞はファンの圧倒的な支持を集めながらも②着まで。クラシック1冠目で無敗神話は終わったが、ダービーでの巻き返しへ向けて、渾身の仕上げを施してきた。

 中間はいつものように短期放牧でケアして5月8日に帰厩。2週前の14日から北村友が騎乗し、Cウッドで6F83秒4。外から併入した。

 そして先週は6F82秒2―35秒9、1F11秒1。その先週もリードホース2頭の外へ。最後は気合をつけてのフィニッシュで、「これでさらに切れが出てくると思います」とは斉藤崇師だった。

 注目の今週も、いつものように角馬場で20分近く入念に体をほぐしてからCウッドへ。馬場入り時もテンションが高ぶることなく、道中はリズムのいい走りで、コーナーから直線にかけての加速も実にスムーズ。最後は内から並びかけて北村友の手は動かないまま併入フィニッシュだ。時計は6F82秒8―36秒7、1F11秒2。

 とにかく、最後まで馬なりでも躍動感のある走りで、なおかつ力強いフットワークだった。500キロ超を感じさせないスリムな体形で、トモの筋肉が盛り上がった馬体も目立つ。今度こそは負けられない大一番に向けて最高潮の仕上がりになった。

〇…攻め馬を見届けた斉藤崇師は「ここ2週は外を回りましたが、もう負荷をかけることもなかったので内へ。反応が良く、力強さもあった。十分に動けていました」と納得の様子。「皐月賞の時は体が増えてこなかった。今回は違います。張りも十分で、ホープフルSよりも上。今までで一番じゃないですか」と結んだ。

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