Cコース初の使用で皐月賞の時計はどうなる?
公開日:2025年4月17日 14:00 更新日:2025年4月18日 11:07
今年の皐月賞の舞台は例年と少し異なる。これまでは内ラチから3メートルに移動サクを置くBコースの3週目で施行されていたが、今年は史上初めてCコースで行われる。内ラチはAコースの時と比べて、6メートルも外に移動することになる。
AコースとCコースでは1周の距離が内回りで1667・1メートル→1704・8メートルと37・7メートルも異なる。また、幅員も最も狭いところでAコースは20メートルだが、Cコースは14メートル。例年のBコースと比べても1周が1686メートルから18・8メートル長くなり、幅員は17メートルから3メートルも狭くなるのだ。
これは内の悪くなった部分を使わず、できるだけGⅠを良好な馬場で施行するため。かつてはCコースの芝二千メートルはフルゲートが17頭だったために皐月賞を行うことができなかったが、今年から18頭に変更されている。
芝が芽吹く時季でもあり、例年、中山のA→Bコース替わりは速い時計が頻出する。それがさらにCコース1週目となれば……。
高速馬場による前残り、差し届かずのケースには注意が必要だ。