【皐月賞】調教マル得チェック②
公開日:2025年4月16日 14:00 更新日:2025年4月16日 14:34
エリキングはブランクの不安を一掃する動き
エリキング B
今回は骨折明けになるが、3月18日の帰厩後は順調に乗り込めた。先週は3頭併せで中身の濃い調教を消化している。だからこそ、今週はもうやる必要もなく、Cウッド半周の後、坂路4F54秒6、ラスト2F25秒6―12秒7。力強さのあるフットワークはブランクを感じさせないもの。バランスが良く、馬体をすっきりと見せている。川田は「前走から時間が経っているので、馬体、精神的にも成長を感じました。(騎乗した)1週前追い切りは問題なく終えられたと思います。それでも、まだ時計以上に動けていない部分も多かった。もっと良くなる馬。そこはこの先の楽しみです。休み明けのGⅠで関東遠征と課題はたくさんあります。その中で、どれほどの走りができるのか楽しみです」。
サトノシャイニングB
先週はCウッドでしっかり追ってラスト1F11秒1と好気配そのものだった。今週もそう。坂路4F55秒3、ラスト2F25秒7―12秒3の時計以上の活気さを感じさせる脚さばき。馬体の張り、ツヤも上々で、うまく仕上がった印象だ。
ミュージアムマイルB
弥生賞ディープインパクト記念で④着に敗れはしたが、敗戦ショックもなく、先週はモレイラを背にしてラスト1F11秒0。うまくコンタクトが取れていた。今週は坂路4F54秒9、ラスト2F25秒7―12秒4。併走相手とは併入でも、追えば一気に突き放していた余韻たっぷり。毛ヅヤも良く、体調の良さは相変わらずだ。高柳大師は「けさは坂路でサッと。予定通りですね。順調にきています。前走は距離というよりも(稍重)馬場がきつかったです。前走も状態は良かったですが、使って上がっています」。
ファウストラーゼンB
弥生賞ディープインパクト記念を勝った後も反動がないのがいい。短期放牧でケアして坂路、コース併用で順調に乗り込んできた。今週はいつものレース当週のパターンで、坂路で余力残しの4F57秒7と時計は平凡だが、リズミカルな走りが目について、ボリューム感のある馬体は前走以上に思える。
ジョバンニ B
今週は杉山晴厩舎のパターンで坂路で余力残しの4F54秒0、ラスト2F25秒4―12秒8。脚さばきは軽快そのもの。若葉S勝ちから中3週と詰まっているが、デキはキープできている。