圧倒的な速さでＪＲＡ200勝を達成

　短期免許で来日中のモレイラが先週土曜、中山９Ｒ山吹賞をピックデムッシュで勝利。これがＪＲＡ通算２００勝目となった。

　この日は続く１０Ｒ千葉日報杯、１１Ｒダービー卿チャレンジＴ、１２Ｒと後半４連勝。一気に勝ち星を「２０３」にまで伸ばしている。

　この区切りの勝利はＪＲＡの騎乗６６８戦目でのもの。これは１１４７戦で達成したペリエ元騎手の記録を大幅に更新する史上最少騎乗数となる。

　だいたい、ジョッキーは「一流でも１０回のうち９回負ける」。つまり、勝率１割超えならかなりのもの。まして２割となれば超一流なのだが……。

　モレイラのここまでは２０３勝、②着１２４回、③着７０回、④着以下が２８１回で、勝率・２９９、連対率・４８２、③着内率・５８６。今年はまだ２週の騎乗だが、〈11 ５ ６ ８〉で勝率・３６７、③着内率・７３３は驚異的な数字だ。

　先週の大阪杯＝ステレンボッシュは⑬着に終わったが、桜花賞では有力馬の一頭であるエンブロイダリーに騎乗。連覇を目指す。

　しかも、モレイラの凄いところは、かなり１番人気に乗っているのに、今年の単勝回収率は１０６％。通算でも９２％だから悪くない数字だ。この点も覚えておきたい。