【桜花賞】調教マル得チェック①
公開日:2025年4月9日 14:00 更新日:2025年4月11日 11:11
エリカエクスプレス名前通りの超特急追い
エリカエクスプレスA
1月のフェアリーSを勝った後はチャンピオンヒルズへ放牧。栗東へは先月19日に戻ってきた。以降は順調に乗り込んで、先週はCウッドで6F78秒3と芝並みの時計で負荷をかけていた。だからこそ、今週はもうやる必要もなく、楽に駆けあがってきた印象。それでも坂路でラスト1Fは11秒7! 全体時計は4F54秒6。見た目以上の俊敏さはフットワークの伸びがあればこそだ。馬体のバランスも良く、筋肉量もたくましさを感じさせる。
クリノメイ B
王道トライアルのチューリップ賞を勝ってからは吉澤ステーブルWESTへの短期放牧でケア。1週前は坂路4F51秒5の好時計も出ていた。今週は坂路で4F53秒7、ラスト2F24秒2―11秒9。余力十分にラスト1Fは12秒割れなら言うことないだろう。トライアルは9番人気での勝利だったが、フロックとは言えない気配の良さだ。
ビップデイジー B
チューリップ賞③着からノーザンファームしがらきへの放牧を挟んで、先週は坂路1F11秒8。全体時計も自己ベストの4F51秒6をマークしていた。今週も坂路で4F55秒7、ラスト2F25秒9―12秒3。時計は平凡でもリズム良く、軽さを感じさせる脚さばき。数字以上に馬体を大きく見せて、体調の良さがうかがえる。動きを見届けた松下師は「前回は休み明けだったので1週前、直前と併せましたが、今回は気が入ってるので単走で。先週で馬はできています。けさは予定通りサッとでしたが楽に動けて、いい走りでしたよ」と納得の表情だ。
ブラウンラチェット B
中間は栗東に移動しての調整で、先週はCウッドでラスト1F11秒9。そして今週は坂路4F54秒5、ラスト2F26秒0―12秒6で流した程度。追えばギアが切り替わりそうな雰囲気はあった。急激に上向いた印象まではなくても、上々のデキと判断できる。
トワイライティシティC
アネモネS勝ちから中3週。水曜は坂路で4F55秒9、上がり2F26秒2ー13秒0を単走で馬なり。先週は4F51秒6、1F12秒3としっかり時計を出しているから、間隔は詰まっても疲れは感じさせない。前走同様の好気配をキープしている。
リンクスティップ C
きさらぎ賞で牡馬相手に②着と好走した後はノーザンファームしがらきへ。栗東には先月18日に戻っていた。ここまで坂路、コース併用で、先週はCウッド3頭併走で6F81秒4を消化。ラスト1Fは10秒9と順調に乗り込まれている。今週は坂路で馬なりで流して4F57秒3、ラスト2F26秒1―12秒5。全くの馬なりで時計は遅いが、先週の超絶追いで仕上がっているから大丈夫。ここまでの調教過程からも仕上がりに問題はない。本番で手綱を取るM・デムーロは「(1週前は)凄く良かったですね。併せ馬でしっかりと反応してくれました。前走(きさらぎ賞②着)は下り坂で早めに手前を替えてしまったけど、踏ん張れた。能力はありますよ」と楽しみな様子。