【京都記念】背が伸びて古馬らしい風格も チェルヴィニア十分に合格点

公開日:2025年2月12日 14:00 更新日:2025年2月12日 14:00

 昨年の最優秀3歳牝馬を受賞したチェルヴィニアは、この京都記念から4月5日のドバイシーマクラシックが春のローテーションとなっている。

 激闘のジャパンC④着から3カ月。美浦に帰厩した1月15日の時点で、大きな成長があった。放牧期間はわずか5週間半でも、背が伸びて馬体重も20キロ近く増え、古馬らしい風格が漂ってきた。

 前後左右のバランスを整えつつ、初時計の22日から3週連続して木村厩舎流の7Fから負荷をかけるハードな調教を順調に消化。ネジを締めるかのように週を重ねるごとに着実に良くなり、それに伴って馬体にメリハリが出てきた。

 迎えた最終追いもウッドで実戦を想定した3頭併せ。タイトな真ん中で6F85秒2、5F69秒0―39秒1と先週までより遅いラップでも、折り合いはスムーズだ。直線も馬体を併せるとグッと即座に反応し、1F12秒0で首先着した。欲を言えば、もう少し弾むようなフットワーク、馬体の張りが欲しいところだが、けさも追えば11秒台は出ていたはず。長距離輸送を控える始動戦としては十分な動き。態勢は整ったといえる。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間