【アメリカJCC】ダノンデサイル好発進
公開日:2025年1月21日 14:00 更新日:2025年1月21日 14:00
「どんな競馬もできるイメージ」(戸崎騎手)
ダービー馬ダノンデサイルが登場する。
昨年は初っパナの京成杯を差し切り、初タイトルを獲得。続いて、ぶっつけで臨んだ皐月賞はゲート入り直前にツメの痛みで出走を取りやめることになった。
そんな状況で迎えたダービーでも、レースは圧巻だった。好位追走から力強く伸びて、残り300メートルで先頭に。そのまま皐月賞馬ジャスティンミラノに2馬身差だ。
秋の菊花賞は道中でポジションを下げざるを得なくなり、直線で追い込んだものの⑥着。暮れの有馬記念は逃げて③着だった。
有馬記念後に安田翔師は「ダービーの頃と比べて若干なくしているものがある、そう感じました。それが何なのか、確認していく必要があると思ってます」と話していた。
当初は放牧に出す予定だったが、今年は早々とここに出走する。
「使った後に乗ってみて体を動かしたら、有馬記念の前より良くなったという感触がありました。一線級相手に間隔を詰めて使うことでどういう変化があるか。中山の外回り二千二百の形態も魅力なので使ってみようと」
今回は戸崎と初コンビを組む。横山典に先約があることと、レースにおいて新しい意見を求めるという意図からのこと。
先週木曜には美浦から駆け付けて併せ馬。Cウッド6F79秒7―35秒7、1F11秒2の好時計を余力十分にマークしている。
鞍上は「横から見ていても凄い馬だなと思っていましたが、レベルの高さを感じました。今までのこともノリさんに聞いています。自在性があるし、僕の中ではどんな競馬もできるイメージ」と好感触を伝えた。
また、師は「普段の調教では坂路で2本乗るなど、量を増やして体を上手に使えるようになりました。レースに直結すれば」と。どんな走りを見せるだろうか。