【ホープフルS】ショウナンマクベス魅力たっぷり
公開日:2024年12月26日 14:00 更新日:2024年12月26日 14:00
前走で出世レースの百日草特別勝ち
ショウナンマクベスに注目だ。
6月の東京で新馬勝ちを決めると、2戦目は札幌2歳Sで重賞挑戦して⑧着まで。そして、前走は自己条件の百日草特別で、好位から抜け出して快勝した。
実はこの百日草特別、過去の勝ち馬を見るとそうそうたるメンバーが揃っている。
昨年の勝ち馬はのちに菊花賞を制したアーバンシック。20年にはGⅠ3勝のエフフォーリア。古くは06年に菊花賞馬アサクサキングス、03年は翌年のクラシックを沸かせた道営の雄コスモバルクなどの名前がある。
そんな出世レースを今年制したのがショウナンマクベス。もちろん、GⅠでも期待は大きい。
「前走はいいポジションでしっかりイメージ通りの競馬ができました。勝ってすぐにジョッキーと話して、中山二千メートルなら競馬がしやすそうということでここを目標にしました」(武市師)
中間は放牧を挟んで順調そのもの。1週前はウッドの併せ馬でビッシリ追われて、追走併入の6F81秒6―37秒5。直前も古馬相手に追走する形から、6F82秒2―38秒0で手応え優勢に首差先着した。
「テンションの面に課題がありますが、少しずつそのへんも解消してきました。この中間は馬の後ろにつけてやってきて、思ったよりしっかり動けていましたよ」
まだ粗削りな面を残しているとはいえ、ポテンシャルの高さ、そして中山向きの先行力は魅力たっぷり。二千メートルで結果を出している点もアドバンテージといえよう。
一戦ごとの成長も加味すれば、GⅠ挑戦でも面白い存在になる。