【チャンピオンズC】①~③着まで昨年と同じ 驚きと同時に当然とも言える理由
公開日:2024年12月2日 14:00 更新日:2024年12月2日 14:00
チャンピオンズCの①~③着はレモンポップ、ウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデ。昨年と同じ結果に驚いたファンも多かったのではないか。
ウィルソンの鞍上が原から川田になり、ドゥラエレーデがムルザバエフからムーアに。また、昨年は3連単が190万馬券、今年は1万8050円という違いはあれど、平地GⅠで2年連続、同じ馬によるワン・ツーはグレード制導入以降初。③着までとなると、史上初というより、世界的にも珍しいのではないか。
ちなみに、昨年の④⑤着馬はテーオーケインズにメイショウハリオ。そして⑥着がハギノアレグリアスだ。④⑤着馬が今年は不在で、⑥着ハギノが今年は④着に繰り上がった格好だ。
まさに驚きの結果ではあるが、その一方で「当然」との見方もある。
というのも、昨年の出走馬16頭のうち、8頭が今年も出走。さらにその半分の4頭が昨年、⑨着以下だったからだ。
チャンピオンズCはJRAのGⅠでダートの最高峰のはず。しかし、実際はJBCクラシックと東京大賞典の間にあり、さらに今ではBCクラシックに遠征する馬も珍しくなくなった。
それらはいずれも二千メートルで、チャンピオンズCは千八。この距離、そして中京適性が高い馬が昨年の上位馬と考えると、同じ結果となるのは驚きと同時に、当然とも言えるのだ。
本紙は先週木曜発行でチャンピオンズCを「リピーターレース」と指摘した。まさに、その通りの結果だが、さすがにここまでとなると、やはり驚きの方が上回る!?