本命はクラウンプライドだ。
このレースには3年連続の出走。3歳時には2番手から“勝つか”のシーンをつくりながら、ジュンライトボルトの強襲で②着止まり。だが、古馬とわずか1キロ差の56キロで、見せ場以上の内容だった。
昨年は⑪着に大敗。だが、新谷師によれば「去年はコリアCの後、夏負けの影響が残っていたのか、気持ちが後ろ向きで、馬もへばっている感じでした」とのこと。状態が伴っていなかったとあっては、度外視できる結果といえる。
今年も昨年と同じコリアC勝ちからの臨戦。その昨年は10馬身差の圧勝で、今年は5馬身差。着差こそ半分となったが、今年の②着馬はウィルソンテソーロだ。
その後、周知の通り、JBCクラシックで4馬身差の圧勝。これを物差しにすれば、クラウンが十分にここでやれる計算が成り立つ。
国内のレースではこれまで外枠が多かった。昨年のこのレースは9番、一昨年は10番だった。
今年は一転して好枠の1番。先行力があるこの馬には味方になるし、しかも中京千八は先行有利のコース形態だ。
鞍上は2走前のマーキュリーCから手綱を任され、前走の韓国にも乗りに行った横山武。2戦2勝の好相性である。
これまでGⅠ級のレースでは3歳時のJBCクラシック、チャンピオンズC、そして4歳時の帝王賞と3度の②着が。条件が整った今度こそ、待望の先頭ゴールインを果たす。
1968年生まれ。87年有馬記念、メジロデュレン=ユーワジェームスで決まった枠連(4)(4)1万6300円が競馬との出合いです。以降、どっぷりとこの世界にはまり込みました。
91年入社。ダービーで言えばトウカイテイオーの年です。キャリアは30年に。
予想は取材の感触とレース内容を重視。13年秋に東京本紙になってからは、後者に重きを置くようになってきました。レース&パトロールビデオ見まくりで予想に精を出す日々です。
馬券は単、複、枠連のみの時代から買っていることもあって、オーソドックスに単勝&馬単、馬連の2連系までが多いですね。3連単は自信がある時に頭固定で、というパターンです。
本紙だけにまずは的中が一番の使命でも、儲けて終わらなければ意味がない。回収率重視で頑張っています。人気薄の◎にも、ぜひ注目してください。