◎フルメタルボディーの前走、ドンカスターCは強かった。
2番手から押し切り、京都千四芝を1分20秒7で勝っている。A、Bコースの差こそあれど、ズブ差し決着だった2週前のスワンSと0秒2差の好時計だ。勝因はゲートの駐立よく発馬を決めたことが一番だが、内の逃げ馬と併走状態でも力まなかったことも見逃せない。去勢から約1年。その効果が出始めたか。
加えて、現担当はラインクラフト、オグリローマンにウインバリアシオンなどを手がけた補充員の竹邑さん。癖馬を穏やかにさせてきたベテランなら、中2週でもゲートの心配は少ないはず。
昇級不問の前走の快勝を信頼する。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。