4カ月連続の黒字計上となるか否かは土曜にかかっている。8月から毎月、ギリギリ回収率100%超えを達成してきたが、今月に入り収支は右肩下がり。というか急転直下の大ヤラレ。先週までの4週間ですっかり持っていかれた。だが、幸いにも土曜は11月30日。まだ逆転のチャンスは残っている。一発狙ってプラス決算だ!
【中山11R・ステイヤーズS】 本命はダンディズム。
昨年のこのレースは逃げ馬が後続に2馬身半差をつけ、③④着も4角5番手以内という前残り決着。その中でダンディズムは中団10番手で脚をため、上がり3F34秒4の脚を使って⑥着まで差を詰めた。②着馬との0秒7差は位置取りの差が出たものと考えていい。
今年はポジションを取れる。
根拠は2走前ケフェウスSだ。後方待機からの末脚勝負が身上だが、この馬にしては珍しく序盤から出して行き、道中は好位6番手と積極的な立ち回りを見せた。前半5F60秒8と落ち着いた流れでもピタリと折り合ったあたりは今回につながるレースぶり。8歳を迎えて円熟味を感じた一戦だった。
位置さえ取れれば持ち味の持久力が生きる。前走の福島記念はラスト800メートルから動き出す明らかな早仕掛け。それでもゴール前まで先頭争いを演じて③着だ。展開を考えれば0秒3差は勝ちに等しい内容である。
「今は本当、動きがいい」と野中師が言うように、老いてなお元気。悲願のタイトル奪取だ。
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。