20日に社台スタリオンステーションが25年度の種付け料を発表した。驚いたのはナダルの種付け料が今年度の300万円から一気に1000万円へとアップしたこと。今年デビューした初年度産駒は先週まで22勝と好調で、5つあったダートの1勝級のうち3つまでを産駒が勝利。ダート路線が整備され、活躍の場が増えてきたことも大幅アップの要因か。今後のダート界の中心となっていいくのか、同産駒の活躍から目が離せない。
【京都11R・京都2歳S】 同じ社台スタリオンステーションの新種牡馬で種付け料1000万円の“大台”に乗せたのがサートゥルナーリア。こちらは今年度の800万円から200万円アップ。先週終了時点で23勝はキズナ産駒と並んで2歳戦最多と前評判通りの活躍を見せており、アップも納得か。
父はロードカナロア直子だが、産駒は千八で最多の6勝、二千でも4勝を挙げている。二千メートルのGⅠで2勝した父同様の芝中距離型が多くなるとみていいだろう。
ここ出走のクラウディアイも中京二千芝の新馬戦でデビュー勝ち。ロードカナロア産駒の半姉ロフティフレーズはマイルで3勝だったが、弟は血統通りの中距離型。
舞台は直線の長い中京から京都内回りへと替わるが、父は中山二千でGⅠ2勝と小回り向きの機動力があった。クラウディも内の3番手でロスなく運んだ前走のレースぶりから、かえってプラスの印象。2連勝で産駒の重賞初制覇を決める。
競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。