去年から今年にかけて不祥事が本当に多い。こういうのは競馬ファンのひとりとして気分のいいものでないのは明らか。藤田菜七子に続き、若手のホープだった永野が引退し、佐々木らも30日間の騎乗停止になった。「もうこれで最後にしてほしい」という気持ちでいっぱいである。
【東京11R・東京スポーツ杯2歳S】 ここはクロワデュノールに◎。個人的には「どう勝つか」を見るレースだと思っている。
自身が6月13日付の紙面で書いたことの“コピペ”になるが関西エリアでは掲載されていないので、その点はご容赦を。
2歳戦の芝千八、二千で「坂があるコースで後半5F57秒台のレースを上がり最速で勝利」「逃げ切りではない」「後半5Fに12秒5より遅いラップがない」。この3つをクリアしているのは過去に6頭しかいなかった。
04年ディープインパクト、17年ワグネリアンの新馬戦に、19年コントレイルの東スポ杯2歳S、21年ジオグリフの新馬戦、アスクビクターモアの未勝利戦、イクイノックスの東スポ杯2歳S。全てGⅠウイナーで、イクイノックス以外はクラシックの勝ち馬である。
クロワデュノールは2番手から抜け出し、後半5Fがオール11秒台で57秒3。これを6月にマークしたのだから超大物の可能性は十分。間違いなくGⅠを勝てる器だ。
まずはここを勝って、来年のクラシックに出走するための賞金を上積みしてほしい。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。