【エリザベス女王杯】レガレイラ巻き返しの準備完了
公開日:2024年11月6日 14:00 更新日:2024年11月8日 11:05
〝静〟の追い切りでも1F11秒0
初の牝馬限定戦でよもやの⑤着に敗れた前走のローズS。そこから3歳馬同士の秋華賞はパスして、年長馬相手のここに照準を合わせてきた。
約1カ月、牧場でリフレッシュして、美浦に戻ってきたのが10月18日。その当時から歩様や馬体が明らかに秋初戦より良化していた。
2週前はウッドで6F83秒0―37秒1。1週前が木村厩舎流の長めから7F97秒5―37秒9で息をつくってきた。着実に負荷のレベルを上げて、順調に乗り込まれてきている。
最終追いとなったけさもウッドで併せ馬。実戦を想定した1馬身間隔で前を追い掛ける形も、道中は我慢が利き、6F82秒2―37秒3。直線1F過ぎまで手綱を絞ったままで運び、鞍上がスッと合図を送ると、ジワッと前に詰め寄り、馬体を併せてゴールで併入した。
派手なアクションはなく、〝静〟の追い切りの印象を受けたが、時計を確認すると1Fは11秒0の速さ。追えば10秒台が出ていたはずで、明らかに状態がいいのが伝わってきた。
前走時と比べて歩様はスムーズ。そして何よりも普段は細身に映る馬体も、今回は負荷をかけてもフックラとしているのは好感が持てる。
この舞台で捲土重来へ――。巻き返しの態勢は整った。