【スプリンターズS】調教マル得チェック①

公開日:2024年9月25日 14:00 更新日:2024年9月25日 14:00

ナムラクレア「筋肉が戻ってパンプアップ」(長谷川師)

ナムラクレア  A
 悲願のGⅠ取りへ向けて目立ったのは1週前追い切り。坂路4F50秒4の好時計で、実にパワフルな動きを見せていた。今週の坂路追いはラストを伸ばす形で余裕残し。長谷川師は「スタッフの採時で53(秒)のラスト2F24の11秒台。思い通りの感じ。良かったと思います」と語ったていたように、坂路のシステムエラー回復後に明らかになった時計は4F53秒6、ラスト1F11秒7で師のイメージどおり。「先週がシャープな動きでしたし、筋肉が戻ってパンプアップしてくれています」。本番前の上昇ぶりをアピールしていた。

モズメイメイ  A
 夏のアイビスSDを勝って前走のセントウルSでも③着と好調モード。今週の攻め馬もとにかくキビキビした走りで、4F53秒9、ラスト1F12秒3。疲れを全く感じさせないものだった。馬体も細くは見せず、ほぼ前走時と同様に映り、非常に高いレベルのデキにある。内徳厩務員は「時計が出る馬だし、馬なりで52秒くらいじゃないのかな。いい動きだったよ。恭介(国分恭騎手)は“硬さがない”と話していたし、むしろ前走よりもいいんじゃないかな」と。

ピューロマジックA
 セントウルSでは1番人気に推されたものの⑬着。それでも大敗ショックはなく動きは活発で、今週はCウッドで4F55秒4―39秒0、1F11秒5。折り合い重視の攻め内容で、リズム感ある走りだった。抜け出す時の加速感もあって楽に1馬身半の先着。デキは決しておちていないだけに巻き返しがあってもいい。

ルガル     B
 3月の高松宮記念では1番人気ながら結果は⑩着。骨折が判明して6カ月ぶりとなるが、じっくり攻め馬は積んできた。とりわけ光ったのは前2週で、2週前がラスト1F11秒5なら、先週は4F50秒9、ラスト1Fは11秒7。攻め駆けするタイプということを差し引いても素晴らしい脚力を見せていた。もうそれだけ動いていれば今週はやる必要もない。坂路で馬場の内めをサラッと流した程度。それでもスピード感はさすがで、全体時計が4F53秒1なら、ラスト1Fは自然と11秒8の時計になった。まさにこの馬の好調時の気配と同じ。ブランク明けを全く意識させない。

オオバンブルマイB
 キーンランドC③着後も順調で、先週の坂路では4F52秒0。ラスト1Fが特に目立った伸び脚で11秒9をマークしていた。今週は「先週にしっかり追ってあるので、けさは54~55秒の予定。それくらいじゃないのかな」とは吉村師で、実際の時計は4F54秒3と師の思惑どおり。その攻め内容には「いい動きでしたよ」と満足そうだった。「ここを見据えて前走で競馬した上で、いい脚を使えた。楽しみはありますよ」と期待大の口ぶりだった。

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