【安田記念】ロマンチックウォリアー実績断然

公開日:2024年5月28日 14:00 更新日:2024年5月28日 14:00

 ロマンチックウォリアーは紛れもなく香港の現役最強馬だ。19戦14勝の戦績はもちろん、実績も凄い。

 21/22年シーズンは香港クラシックマイル、香港ダービーと4歳クラシックシリーズで2冠を達成。続くクイーンエリザベス2世Cは古馬との初対戦ながら、2馬身差の完勝でGⅠウイナーの仲間入りを果たした。

 22/23年シーズンも初戦のGⅡジョッキークラブCを勝って香港Cへ。ここも残り1F手前で先頭に立ち、ダノンザキッドに4馬身半差の圧勝だった。スチュワーズC、香港ゴールドCこそゴールデンシックスティの②着だが、クイーンエリザベス2世Cではプログノーシスに2馬身差つけて連覇を達成している。

 23/24年シーズン初めは豪州遠征を敢行。ターンブルS④着からコックスプレートで海外GⅠ初制覇を飾った。帰国後も香港C→香港ゴールドCとGⅠを連勝。そして、前走のクイーンエリザベス2世Cで史上初となる3連覇を成し遂げたのは記憶に新しい。

 ここまで積み重ねたGⅠタイトルは「7」。それだけでなく、取り巻く環境もまた魅力だ。

 管理するシャム師は3月の高松宮記念にビクターザウィナーを送り込んで③着。かつてはアラン厩舎の調教助手として、00年の安田記念をフェアリーキングプローンで勝ち、99年ジャパンCもインディジェナスで②着。日本遠征で何度も結果を出してきた経験がある。

 日本馬にとって、相当手ごわい相手になるのは間違いない。

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