【NHKマイルC】ジャンタルマンタル今度こそ
公開日:2024年4月30日 14:00 更新日:2024年4月30日 14:00
川田の手綱さばきに注目
ジャンタルマンタルが先頭ゴールを目指す。
昨年は新馬、デイリー杯2歳S、朝日杯FSと3連勝で最優秀2歳牡馬に輝いた。今年は共同通信杯で始動。道中は少し行きたがるのをなだめて最後は脚を伸ばしたが、ジャスティンミラノの1馬身半差②着だった。
続けて、皐月賞へ。メイショウタバルが離して逃げる中、その3番手から進めた。勝負どころでは自らとらえに行き、直線では早々と先頭に立った。そのまま押し切るかと思われたところを最後にジャスティンミラノ、コスモキュランダに惜しくも首、半馬身差でかわされてゴールイン。
「皐月賞は真っ向勝負で勝ちに行く競馬。実力がないと上位にこれないレースだったと思います。あらためて能力の高さを感じました。中間のチェックで状態面は問題ありません。もちろん、疲労がないはずはないと思いますが、感覚的には大丈夫。動きもより素軽くなってきていると感じます」(高野師)
レース後も順調にきており、先週日曜には坂路4F59秒1―13秒2をマーク。今週の最終追い切りに備えられている。
引き続き川田が手綱を取る。川田といえば、中内田厩舎との黄金コンビのイメージが強烈だが、高野厩舎にも注目。高野厩舎は先週までJRAで378勝を挙げており、そのうち53勝は2位の北村友に17勝差をつけてトップだ。
重賞は無傷の6連勝で大阪杯をぶっこ抜いたレイパパレなど8勝。全成績は〈8・5・7・13〉、勝率・242、連対率・394、③着内率・606と信頼性が高い。
朝日杯FSをテン乗りで制した後、ここ2戦は悔しい思いをした。今度こそ絶妙な手綱さばきで勝利に導きたい。