【天皇賞・春】主戦・菱田を直撃! テーオーロイヤルGⅠ奪取だ
公開日:2024年4月23日 14:00 更新日:2024年4月23日 14:51
「さらに上がっていると思います」(菱田騎手)
テーオーロイヤルは長期休養を経て重賞連勝と進化を遂げている。このままGⅠ制覇となるか。主戦を務める菱田に手応えを聞いた。
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――前走は5馬身差の圧勝でした。
菱田騎手 「ダイヤモンドSを勝ってから阪神大賞典を挟むのは、厩舎としてチャレンジでもありました。それでもこちらが期待する以上の状態でレースに出られました。そこが大きいですね。馬場が重いのが懸念材料でしたが、バランスを崩すことなくいい走りを見せてくれました」
――これで骨折からの復帰初戦を除けば、②①①着です。
「休養する前の時点で、“競走馬として完成したかな”と思っていました。ですが、その時よりもさらに良くなっているんですよね。普段の調教でも走りに余裕が出てきた印象で貫録を示すようになっていますから。ええ、成長を感じます」
――先週はCウッドで80秒3―36秒4、1F11秒5。
「1週前なので、先生から“しっかり負荷をかけるように”と。乗っている感覚では81秒前後かなと思っていましたけど、それ以上に時計が出た。いいことだと思います。前走後も本当に順調に調教を積めました。状態に関してはさらに上がっていると思います」
――今回は初の京都コースです。
「少し低めの姿勢で走るタイプなので、坂の下りでリズム良く走れるかが鍵でしょう。普段のケイコから手綱で支えるのではなく、馬自身がバランス良く走れるように調教を行ってきました。その積み重ねで良くなってきましたよ。本番まで、一日一日を大事に過ごしたいと思います」