東京ではＧⅢ共同通信杯。クラシックにつながる重要な一戦だが、今年は朝日杯フューチュリティＳ①②着馬の再対決に注目が集まる。

　ジャンタルマンタルは暮れのＧⅠを制して無傷の３連勝。いずれもセンスの良さを見せており、完成度は非常に高い。ゆったりとしたローテーションを組み、ここから皐月賞に向かう王道路線を歩む。

　最優秀２歳牡馬に完敗だったエコロヴァルツ。しかし、昨夏のコスモス賞以来ということを考えれば、力は十分に示したといえよう。いったん最後方に下がるアクシデントがありながら、大外に持ち出して目立つ伸び。直線の長いコースなら逆転もあるか。

　前記２頭以外にも好素材が揃った。

　ミスタージーティーはホープフルＳで掲示板入り。それも、直線で狭くなってほとんど追えなかったもの。重賞でもヒケを取らない。

　東京芝二千でデビュー勝ちしたジャスティンミラノ。緩い流れを２番手でピタリと折り合うと、上がり３Ｆ３３秒４で押し切った。コース経験も強みになる。

　ショーマンフリートもシンザン記念で上位人気に推された好素材。プラス体重が絞れていれば、有力候補だろう。

　さらには重賞で連対経験があるエンヤラヴフェイス、パワーホールもスタンバイ。少数精鋭で面白い一戦になりそうだ。