【朝日杯フューチュリティS】ジャンタルマンタル3連勝

公開日:2023年12月12日 14:00 更新日:2023年12月12日 14:00

完封劇で初タイトルを手にした

 ジャンタルマンタルに注目だ。

 現在、デビュー2連勝中。新馬戦は好位を追走して、直線で追い出されると、残り1Fで先頭に立った。そこから後続を突き放し、手綱を押さえるくらい余裕たっぷりに2馬身半差でゴールイン。勝ち時計の1分47秒4は京都千八の2歳新馬戦では史上最速だった。

 続いてデイリー杯2歳Sへ。ここも好位から進めた。手応え良く4角を回り、直線では最内に進路を取った。残り1F手前で抜け出すと、2馬身差をつけてフィニッシュ。初戦同様に“テン良し、中良し、しまい良し”の完封劇で初タイトルを獲得だ。

 高野師は「前走、内枠からロスなくいい競馬ができたと思います。決して内が有利の馬場ではなかったと思うけど、枠やレースの流れを考えて内を突いても大丈夫という判断だったのでしょう。枠を上手に使える機動力がありました」と話す。

 中間は短期放牧を挟んで調整されてきた。順調に乗られ、先週水曜は坂路で2本目に4F54秒8―12秒1で駆け上がっている。

「前走は初戦よりハミを取りすぎていた点は気になりました。メンバーも違うし、多頭数にもなるので、そこを修正するように取り組んでいます。状態はいいですよ。1週前は全体時計は求めない調教。ラストで反応できていました。肉体的にもいい状態で来ています」

 高野厩舎は先月のマイルCSでナミュールが直線一気を決めて、富士Sからの連勝で秋のマイル王に輝いている。2つ上の先輩に続きたい。

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