【マイルCS】調教マル特チェック(コース調教分)

公開日:2023年11月15日 14:00 更新日:2023年11月15日 14:00

セリフォス連覇に向け態勢整う

セリフォス   A
 安田記念②着以来のぶっつけ本番でも、それを補うようにCウッドでの動きは軽快そのもの。2週前がラスト1F10秒9なら、1週前は川田を背に10秒7と超抜の動きを連発した。今週も川田が騎乗。6F80秒2―36秒3、1F11秒3で、道中で行きたがるところをうまく我慢させて、誘導馬の内から瞬時に抜け出した。チップを高く蹴り上げて、いつでもはじけそうな余韻を残したままのフィニッシュ。調教駆けする馬ではあるが、軽いタッチで走っていた昨年より力強さが加わった印象。昨年の覇者がきっちり態勢を整えてきた。

シュネルマイスターA
 毎日王冠③着後はノーザンファーム天栄へ。美浦で1週前調整をしてから栗東へ移動した。今週はCウッドで6F81秒8―38秒4、1F11秒8。向正面から適度な前進気勢があり、自らハミを取ってスピード感たっぷりで、直線での推進力はさすがの一言だ。3年連続のマイルCS出走で陣営もさまざまな工夫をし、今回は勝った4月のマイラーズCと同様に1週前に栗東入りして本番へ。名畑助手は「(今週も)しっかりと追いたいので、早めに栗東入り。順調にきました。勝負どころで置かれ、態勢が決まってから伸びてくる感じなので、今回も京都がいい方向に出てくれませんか」と前向きだった。

ダノンザキッド B
 宝塚記念⑬着以来でも牧場では順調に乗り込まれている。10月24日に帰厩し、26日には北村友を背に坂路4F56秒4を計時したほどだ。1週前はCウッドで6F83秒2、1F11秒4をマークし、最終仕上げは北村友が騎乗して感触を確かめる程度の実質3F追い。大きなフットワークでゆったり走っているようでもラスト2F11秒7―11秒4の加速ラップで締めてきた。うまく仕上げてきたイメージだ。安田隆師は「先週にしっかりとやっているので、しまい重点で。順調にきています。一昨年が③着で昨年は②着。次は①着を取りたいですね」。

ジャスティンカフェB
 毎日王冠は⑦着どまりもデキは決して悪くない。先週金曜には坂路4F50秒6をマークして今週のCウッド追いも馬なりで6F82秒7―37秒4、1F11秒6。追えばいくらでもはじけそうな余韻が十分にあった。馬体のバランス、張りも目立っており、巻き返しは十分に可能なデキか。安田翔師は「先週の金曜が実質的な最終追い切り。しっかりと負荷をかけたことで戦闘モードに入ってきました。最近は折り合いを理解し過ぎるところがあったので、前進気勢がうかがえ、その反応がしっかりと出てきています」と。

マテンロウオリオンB
 休養明けの富士S⑤着後も順調そのもの。1週前追いは前進気勢あふれる走りで6F80秒8。直線でリードホースに馬なりで内から並びかけて楽に抜け出すと、最後はいっぱいに追って1F11秒3をマークしていた。今週も横山典が騎乗してのCウッド追い。直線は外へ誘導して余裕を残しつつも3馬身差をつけてのフィニッシュだ。この時のラスト1Fが11秒4で、6F84秒5―37秒2。最終追いまでしっかり攻めの仕上げを施して馬もそれに応えたイメージ。状態面は何の心配もない。

レッドモンレーヴB
 富士S②着後も在厩で調整。「特にダメージもなく順調に立ち上げられた」とは陣営で、翌週金曜には坂路で乗り出している。1週前はポリトラックで5F67秒6―38秒4、1F11秒9と軽快な走りを見せていた。けさもポリトラックで併せ馬。5F69秒7―39秒8、1F11秒5で内から追走併入に持ち込んだ。輸送も控えているだけに時計は平凡だったが、ラストの伸びは先週以上に鋭さを増し、体も前走時から比べると引き締まった印象。上積み十分で大一番へ臨む。

イルーシヴパンサーB
 先週水曜、日曜に併せ馬でしっかり負荷をかけており、けさはウッドで微調整程度。単走でゆったり外を走らせて、6F85秒6ー39秒3、1F11秒9をマークした。体全体を使ったダイナミックなフォームで好調を感じさせる動き。ひとたたきして確実に上昇ムードだ。

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