ブリンカー効果に期待

目が離せない（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　ウイングレイテストが大仕事を目指す。

　２歳秋にデイリー杯２歳Ｓで②着、３歳春にニュージーランドＴで③着と重賞で上位争いを演じた。その後は３勝クラスで②着４回、③着３回など長らく足踏みが続いたが、昨年秋に紅葉Ｓを押し切って、オープン入りを果たした。

　ここではすんなりと勝ち星を挙げた。初戦のディセンバーＳで③着と頑張ると、今年初っパナのニューイヤーＳを逃げ切りだ。その後は小倉大賞典⑧着、ダービー卿ＣＴ⑤着から、一息入れてサマーマイルシリーズへ。結果は米子Ｓ④着、中京記念④着とあと一歩及んでいない。

　そこで陣営は一工夫してきた。主戦の松岡が言う。

「年齢を重ねてきて、普段の所作でも集中力が欠くところがあるんですよ。それで、馬具を試そうかと。ブリンカーを着けてみました。効果はありそうです」

　先週木曜はブリンカーを着用して併せ馬で追われている。今週水曜は慣れすぎないように外してウッド５Ｆ６６秒１―３７秒２、１１秒６。馬なりで並んで駆け抜けた。

「先週の時点では中身の重さを感じたけど、解消されましたね。前走もデキは良かったけど、変わりなくキープしてます。あと少しでいいので、何かがあれば。ブリンカーの効果が加われば」

　現在、サマーシリーズでは５ポイントで６位につけている。勝てば初タイトル獲得だけではなく、ライバルの結果次第で夏の王者に。ますます目が離せない。