【小倉記念】エヒト重賞2勝目
公開日:2023年8月8日 14:00 更新日:2023年8月8日 14:00
「一度使ってシャキッとしています」(高野助手)
エヒトが暑い小倉で重賞2勝目を狙っている。
デビュー時から森厩舎内でも素質を買われていた一頭だ。
4歳暮れのオープン入りまでに18戦を要した。これは前向き過ぎた母ヒーラの血が強く出すぎたため。メンタル面の不安定さにより馬体重を上下させたことがその原因だが、5歳となった昨年以降は安定感がグンと増してきた。
AJCC、京都記念と使って夏前の七夕賞では6番手外めから早め進出し、そのまま2馬身半差と突き抜けて初タイトルをゲットした。
その後もチャレンジCで0秒3差③着、6歳となった年明けのAJCCで0秒1差②着。重賞で連続して馬券に絡み、地力をつけてきている。
2走前にサウジのレッドシーターフH、七夕賞と使って⑦⑧着だった。ともに敗因はある。
「サウジは環境に馴染めないままで、三千メートルも長かったですね。前走はもう少しやれると思いましたが動けませんでした。久々が影響した感じでした」と高野助手が話す。
こうも続けた。
「もともとが使っていい馬ですが、一度使ってシャキッとしています」
2週前の坂路は4F51秒7で、1週前の金曜は4F51秒6、2F24秒0―12秒1と余力を残して好時計を出してきたから上積みは大だ。
そして今回の鞍上は2走前に初コンビを組んだ川田となる。近年の国内戦で川田=森厩舎のコンビは、3年前が10戦して〈4114〉なら、昨年は12戦〈5205〉。勝率4割、連対率は5割を超した。今年も6戦で1勝、②着3回とよく馬券に絡んでいる。
となれば、国内戦での再コンビの今回は2つ目の重賞チャンスとなってくる。