福島、中京開催終了 騎手リーディングは…

公開日:2023年7月24日 14:00 更新日:2023年7月24日 14:00

【福島】戸崎がぶっ千切り この開催だけは譲れない

 夏ローカル前半戦の福島、中京開催が先週で終了した。

 福島の騎手リーディングに輝いたのは戸崎。先々週までに9勝を挙げ、2位に3勝差をつけて迎えた最終週が圧巻だった。

 土曜は初っパナ1Rをオンザヴィーナスで勝つと、勢いに乗って4勝の固め打ち。メインのTUF杯もキャリックアリードできっちり1番人気に応えた。

 そして、最終日の日曜は5R、9Rを勝って2勝を上積み。土、日で計6勝して、開催トータルで15勝まで勝ち星を伸ばした。2位の田辺が8勝だったから、まさに圧倒的な強さを見せたと言っていい。

 これで3年連続6回目となる夏福島のリーディングを獲得。やはり得意のこの開催は譲れないといったところか。

 近年は外国人ジョッキーの活躍や若手の台頭もあるが、春GⅠではソングラインで2勝と存在感を示していた。7月で43歳を迎えても、まだまだ衰え知らず。この後の夏競馬も円熟の手綱さばきから目が離せない。

【中京】松山が連勝で逆転 中京では現役最多勝

 一方、中京リーディングは最後の最後に逆転劇が待っていた。

 先々週終了時点で岩田望=9勝②着7回、松山=9勝②着6回、川田=8勝②着8回の大接戦。土曜に2勝した松山が一歩リードして最終日を迎えた。

 まずは岩田望が1R、9Rを勝って11勝で松山と並び、②着の差でトップに立った。しかし、10R終了まで勝ち星がなかった松山が中京記念をセルバーグで勝って逆転。余勢を駆って最終レースもゴッドブルービーで連勝して、計13勝でリーディングを確定させた。

 なお、松山は改装後の中京では計208勝となり、川田を抜いて現役最多勝というコース巧者ぶりである。

 今週からは2場開催でジョッキーの“密度”もより濃くなる。夏競馬本番も白熱の争いを楽しみにしたい。

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