泣いたり笑ったり 記者の取材、印と馬券の物語

【泣いたり笑ったり 記者の取材、印と馬券の物語・宝塚記念】10年①着ナカヤマフェスタ/新居記者

公開日:2023年6月24日 17:00 更新日:2023年6月24日 17:00

ブエナビスタを負かした

 ブエナビスタ、ドリームジャーニーなどGⅠ馬を並ぶ間もなく、豪快な差し切り勝ち――。2010年の宝塚記念はヤンチャ坊主が持っている能力をフルに出し切った瞬間でもありました。

 ですが、勝ち馬のナカヤマフェスタは希代の癖馬でした。

 嫌なこと、気分が乗らないことは絶対にしない…

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6月25日(日)阪神競馬場

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新居哲

新居哲

 馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
 現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
 途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
 国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。

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