こういうのを「風雲急を告げる」というのか。宝塚記念(写真)は周知の通り、レース直前に大雨。良馬場から一気に重馬場に悪化するというレアケースとなった。
こうなると、多くの馬に影響が出る。しかし、メイショウタバル、クロワデュノールはあまり関係がない。
メイショウは昨年の勝利が稍重。また、クロワは昨秋、フランスでGⅢを勝った時が重馬場だ。一方、レガレイラ、ミュージアムマイルといった他の有力馬にはマイナスに働く。◎ダノンデサイルも微妙なところだ。
それでも、終わってみれば、大阪杯の①②着が入れ替わり、③着は同じ。このレースのレベルが非常に高かったということか。
メイショウタバルの勝ち時計は2分12秒1。これは昨年よりもちょうど1秒遅いが、異なる馬場状態で比較しても意味がないし、むしろ2番手からきっちりと折り合い、最強馬クロワデュノールを封じた点を評価。
クロワは敵の方に馬場の味方があっただけで、父でもこなせなかった春3冠を①①②着で駆け抜けたのは立派だ。川田マイネルエンペラーにフタをされて、なかなか外に出せなかったのは残念だろうが、これも競馬。こちらは凱旋門賞の登録がないから、秋は国内専念か。また強いクロワデュノールに期待する。
さて、9週間に及ぶロングランの東京開催も残すところ1週。
芝は天候の悪化が少ない分、いまだに比較的、良好なコンディションを保っている。
日曜10Rの江の島Sは3勝クラスの芝二千四百メートル。ここでは3番手から抜け出したレッドテリオスが2分23秒3のタイムをマークした。
GⅠを除くと、このコースの最速は2分22秒8だから0秒5差。3F目からは12秒9―12秒4と少し緩んだものの、後半5Fはすべて11秒台。結構、厳しい流れだった。
今回は久しぶりのブリンカー着用。これが効いたのだろうか。
2歳新馬戦はどうしても芝のレースに目が行きがちだが、ここで取り上げるのはダート戦。日曜4Rの千四だ。
まだ稍重で走りやすかったとはいえ、ユイノエスポワールの勝ち時計は1分24秒6。これは上々の数字だ。
この時季に新馬戦が始まったのは13年から。また、ダート千四は1開催で1鞍のみだからサンプルが13しかないものの、1分24秒台は史上初だ。
ちなみに、これまで最速だったのは昨年のペルセア(2戦2勝で休養)で1分25秒1。1分25秒3だった18年ラインカリーナは関東オークス馬である。1分25秒5の13年アンズチャンはオープン入りし、同タイムの23年アマンテビアンコは羽田盃馬だ。
今回は8番人気だったが、このユイノエスポワールという名前。覚えておいてほしい。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。





























