トップナイフ横山典とのコンビが魅力

　０８年にディープスカイでＮＨＫマイルＣ、ダービーと連勝を決めた昆師がトップナイフで臨む。

　こちらは王道のローテーションを取った。昨年は萩Ｓを勝った後、京都２歳Ｓ、ホープフルＳで連続②着。今年初戦の弥生賞ディープ記念でも②着と上位争いを続けた。

　１冠目はスタートで後手を踏んで後方からになった。そのまま腹をくくって進めて、直線ではしぶとく脚を伸ばして⑦着でゴールイン。

「皐月賞は出負けしたのがこたえたし、外へ振られるところも。フルゲートの競馬だからああいうこともありますよ。レース後はケアをしてダービーへ向けて立ち上げてきました。１週前追い切りは２勝クラスの馬に遅れてしまって。ま、順調には来てますから」（昆師）

　鞍上の大ベテラン、横山典は魅力たっぷり。野路菊Ｓ④着から６戦連続でコンビを組み、逃げ、先行、差しとさまざまな競馬をしてきた。

　昆師とのラインは強力でＪＲＡ４３勝は厩舎の騎手別で４番目。重賞は１８年のアンジュデジールのＪＢＣレディスクラシックなど７勝でトップだ。

　変幻自在の手綱さばきで魅せるか。