【日本ダービー】今年は91年、それとも10年のどちらのパターンになる!?
公開日:2023年5月22日 14:00 更新日:2023年5月22日 14:00
人気は皐月賞馬と青葉賞馬
オークスが終われば、いよいよダービーだ。
今年、名乗りを上げているのは別掲の18頭。栄冠を手にするのは果たしてどの馬か。
皐月賞の前、今年の3歳牡馬路線は主役不在、混沌と言われてきた。
それを覆したのがソールオリエンス。大外から異次元の末脚で前をまとめて差し切り、“1強”のムードをつくった。
それに“待った”をかけたのがスキルヴィングだ。ゆりかもめ賞、青葉賞とこの東京二千四百メートルで2連勝。時計も優秀で、ダービー候補の一頭にノシ上がった。
今年はこの2頭が人気を集め、3番手に皐月賞②着馬タスティエーラという図式が濃厚。
では、今回のように皐月賞と青葉賞の①着馬が1、2番人気となった年はどうだったか。
意外にもこういう例は過去に2回しかない。
最初は1991年。まだ当時の青葉賞はオープン特別だった頃だ。
1番人気は5連勝で皐月賞を制したトウカイテイオー。大外18番枠からでも危なげない勝利で、大本命で本番を迎えた。
2番人気が青葉賞馬レオダーバン。皐月賞④着→NHK杯勝ち(当時はダービーTRのGⅡ)のイブキマイカグラが故障で回避し、一気にテイオーの相手に浮上。本番でも②着と好走した。まだ馬連がない時代。枠連は350円のガチガチ決着だった。
当然、ともに消えれば大波乱に
もう一回は2010年。皐月賞馬ヴィクトワールピサが1番人気。一方、2番人気は青葉賞まで4戦無敗のペルーサ。あの藤沢和師でも13頭目にして初となる2番人気(1番人気は生涯で一度もない)だったが、⑥着に敗れた。
ヴィクトワールピサも③着まで。スローの流れをエイシンフラッシュが差し切り、この時は皐月賞馬、青葉賞馬が共倒れになっている。7番人気エイシンフラッシュ、5番人気ローズキングダムの馬単は4万6210円もつき、3連単は15万2910円だった。
今年はソールオリエンス、スキルヴィングの決着で91年パターンか、それとも2頭ともに消える10年パターンのどちらになるのか。
いやいや、消えるのは1頭だけ!? その際はどっち!?
その答えが出るのは28日(日)、午後3時40分過ぎになる。