【オークス】調教マル特チェック① ミッキーゴージャス時計以上の推進力
公開日:2023年5月17日 14:00 更新日:2023年5月17日 14:00
ミッキーゴージャスA
前走の1勝クラス勝ちでデビューから無傷の2連勝となった後も在厩。中間はプール、坂路を併用し、1週前は斎藤(レースは戸崎)が手綱を取ってCウッドへ。6F82秒3―37秒4、1F11秒3で、先行する僚馬をゴールでは逆に楽々の先着と軽快な走りを披露していた。今週は直線で内から並びかけてゴールまで併入フィニッシュ。少しでも追えば俊敏に伸びそうな余韻たっぷりで6F85秒3―38秒7、1F12秒0。時計以上の推進力を感じさせる軽快な走りはキャリア2戦と思えないものだ。馬体も2度使っていいつくりになっており、大仕事をやってのけそうな雰囲気がある。
ハーパー B
桜花賞④着後は放牧。帰厩後は名門・友道厩舎らしく、丹念に乗り込んで態勢をつくってきた。坂路、コース併用でCウッドではともに併走追いで7日に1F12秒1。先週は水曜に6F84秒8―37秒3、1F11秒2をマークし、さらに日曜にも1F11秒8と攻め馬を積んできた。今週は息を整える程度で坂路4F56秒2、ラスト2F26秒3―12秒7。それでも時計以上に弾むようなフットワークは印象的。直前サラッとは同じく、輸送のあったクイーンCと同様の調整方法だ。馬体も維持できており、高いレベルのデキにある。
ライトクオンタム B
2番人気に推された桜花賞では⑧着もデキに陰りはない。先週のCウッド追いでも6F84秒8―38秒6、1F11秒7。しっかりと併走追いを消化できており、コンビを組む田辺との呼吸も合っていたのがいい。今週は武幸師が乗って坂路4F53秒0、ラスト2F24秒9―12秒4。この時計以上にスピード感、軽快さがあってディープ産駒らしいいいフットワークは相変わらずだった。決してデキ落ちはなく、巻き返しがあっても不思議ではない。
ラヴェル B
桜花賞時は動きが地味にも思えたが、今回は違う。先週のCウッド追いでは6F81秒6を楽にマークして活発な動きを見せれば今週の坂路もそう。4F52秒4、ラスト2F24秒2―12秒0で、馬なりではなく、上がりをしっかり伸ばしてきて前走時より攻め強化してきたところにも好感が持てる。馬体も毛ヅヤが冴えて見た目にも好調と分かるもの。上昇ムードでの大一番になりそうだ。
ヒップホップソウルB
最終追いはウッドで3頭併せ。道中は隊列の真ん中を進んだが、課題の折り合いもついて、時計は長めの6F85秒1、5F68秒6―38秒5。終始、余裕の形で運んだこともあり、直線は余力十分。1F過ぎに馬体が併さったが、両隣の馬が強めや仕掛けているのに対して、馬なりのまま11秒3で半馬身、1馬身先着した。使うごとにメンタル面の成長があり、ここにきての上昇度、侮れない雰囲気を感じる。