木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・晩春S】

公開日:2023年4月21日 17:00 更新日:2023年4月21日 17:00

テレビ山梨杯を差し切り

 高橋裕厩舎が得意としているイメージなのは東京の芝千四百メートルです。

 事実、昨年のコース別の成績を調べてみると東京ダート千三百メートルの3勝に次ぐ、2勝②着4回。

 特筆すべきなのは出走数も断然多いこと。32回で、次位の中山ダート千二百メートルの19回を大きく離していま…

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4月22日(土)東京競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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