【大阪杯】ラスト2F11秒9-11秒5の加速ラップ締め ジェラルディーナ完成の域に
公開日:2023年3月29日 14:00 更新日:2023年3月29日 14:00
昨秋は重馬場のエリザベス女王杯を制した後、有馬記念でも牡馬一線級相手に③着。激闘の疲れをノーザンファームしがらきへの放牧で癒やして、栗東へは今月7日に戻ってきた。
10、17日と金曜にCウッドで追って先週は木曜追い。6F81秒6―36秒7、1F11秒8とハードトレで負荷をかけて、本番に備えてきた。
レース当週はソフト調整の併走追い。このパターンは有馬記念時と同じで、最後まで余力十分。それでも少しでも手綱を緩めればビュンと切れそうな抜群の手応えで、6F84秒1―37秒8。ラスト2Fは楽々と11秒9―11秒5の加速ラップで締めた。
四肢がよく伸びたフォームは見た目も抜群。昨年は馬体重よりもスレンダーに見せる印象があったが、今は腰、そしてお尻をふっくら見せて充実感がある。良血馬が完成の域に入ってきた。
○…斉藤崇師は「コンスタントに使ってる時と比べて、体調が上がってくるのが遅かった部分もあったんですが、1週前に大成(団野騎手)が乗って追い切ってから、ようやく変わりだしました」と言うように、ここにきて体調は右肩上がりだ。追い切りに関しては「いつもなら馬なりでサラッと終わらせますが、全体的に動かしたいなと。いい動きでしたし、先週よりさらに上がってきたと思います。いい状態でレースに向かえます」と。