【チューリップ賞】重賞ウイナーは2頭も1勝級にも素質馬がズラリ
公開日:2023年2月27日 14:00 更新日:2023年2月27日 14:00
阪神では牝馬の戦い。土曜に桜花賞トライアルのGⅡチューリップ賞が行われる。
昨年の2歳女王リバティアイランドは桜花賞直行を表明。近年は有力馬が前哨戦を使わないケースが増え、前5年でチューリップ賞から桜花賞を制した馬はいない。それでも出走馬は本番で②着4回、③着2回なら、最重要トライアルであることに変わりはない。
重賞ウイナーは2頭。キタウイングは同世代の牝馬で唯一の重賞2勝馬だ。昨夏の新潟2歳Sを制し、3歳初戦はフェアリーSを差し切った。この舞台では阪神JFで⑭着だが、当時は前での競馬でリズムが違ったか。中間は早めに栗東入り。このトライアル後も居残って本番を目指す。3つ目のタイトルを手に弾みをつけたいところだ。
ドゥーラは札幌2歳Sの勝ち馬。前走の阪神JFでは出遅れに加え、直線では窮屈になるシーンもあって⑥着まで。それでも上がり3Fはメンバー最速の35秒0をマークした。2度目のマイルで舞台慣れも見込める。
賞金400万組は、③着以内の優先出走権を狙って勝負がかかる。エフフォーリアの半妹で新馬戦を圧勝したペリファーニアや、エルフィンS②着のコナコースト。紅梅S②着バースクライらの素質馬が桜の切符を手にするのかにも注目したい。