木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・ニューイヤーS】

公開日:2023年1月6日 17:00 更新日:2023年1月6日 17:00

若潮S以来の勝利を目指す

 田中剛師は騎手時代、平地・障害両レースで活躍。特に障害では207勝、連対率は2割8分という高率を誇る異色のジョッキーでした。

 当時も今も同じですが、入障してくる馬は平地で頭打ちになったケースが大半。あのオジュウチョウサンも障害に転向した時は平地では芽が出ずに未勝利でした。…

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1月7日(土)中山競馬場

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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