【エリザベス女王杯】戸崎レガレイラの一本かぶりでおいしい外国人ジョッキーの3頭
公開日:2025年11月13日 14:00 更新日:2025年11月13日 14:02
過去10年で8勝は全GⅠで最多
現在、短期免許で来日しているジョッキーは4人。先週土曜、JRA初勝利を挙げたプーシャン(仏)に、すっかり顔なじみとなったC・デムーロ(仏)、レーン(豪)とマーカンド(英)。
レーンは天皇賞・秋でタスティエーラの手綱を取ると、その後はいったん帰国。4日はメルボルンCに出走したシュヴァリエローズの手綱を取っていた(23着)。
また、マーカンドは先週からの免許だったが、騎乗は1週遅れて今週からとなる。
この中でエリザベス女王杯に騎乗するのは2人だけ。
レーンが乗るのはカナテープ。23年5月以来、久々のコンビとなる。
C・デムーロは3歳馬リンクスティップ。春のクラシックは兄M・デムーロが騎乗していたが、現在は渡米中。昨秋、未勝利を勝った時以来のコンビ結成となる。
これに通年免許のルメールが乗るステレンボッシュを加えて、外国人騎手は3人、エリザベス女王杯に参戦することになる。
近年、外国人ジョッキーがGⅠを勝つのは当たり前の現象。では、実際にどれくらいのGⅠを持っていかれているのか。
17年から20年は4年連続で10レース超え。最多は18年で15勝だ。内訳はルメール8勝、M・デムーロ4勝、ビュイック、モレイラ、C・デムーロが1勝ずつである。
その後は1ケタにとどまっていたが、今年はすでに10勝。フェブラリーS=コスタノヴァ(キング)、高松宮記念=サトノレーヴ(モレイラ)、桜花賞=エンブロイダリー(モレイラ)、皐月賞=ミュージアムマイル(モレイラ)、天皇賞・春=ヘデントール(レーン)、ヴィクトリアマイル=アスコリピチェーノ(ルメール)、オークス=カムニャック(シュタルケ)と来て、秋はルメールが秋華賞、菊花賞、天皇賞と3連勝中だ。
実は近年、最も外国人ジョッキーが勝つGⅠがエ女王杯。通算11勝はジャパンC、天皇賞・秋に次いで3番目の多さだが、15年以降に限ると8勝は最多。16、17年はクイーンズリング、モズカッチャンでM・デムーロが連覇。18年はモレイラのリスグラシュー。19、20年はラッキーライラックが連覇、鞍上はスミヨン、ルメールだった。
そして22年からはジェラルディーナ=C・デムーロ、23年ブレイディヴェーグ=ルメール、24年スタニングローズ=C・デムーロが勝利している。
今年は戸崎騎乗のレガレイラが1番人気確実。しかも一本かぶりが予想される。一方、外国人ジョッキーの騎乗馬はいずれも伏兵。果たして日本人ジョッキーの連敗は止まるのか。




























