今週は京都でＧⅠマイルＣＳが行われる。国内外のＧⅠウイナーが６頭と好メンバー揃った。

　春の安田記念を制したのが、４歳馬ジャンタルマンタル。これで朝日杯ＦＳ、ＮＨＫマイルＣに続きマイルＧⅠ３勝目。秋初戦の富士Ｓは５９キロを背負って②着だから前哨戦としては悪くない。勝てば史上９頭目の同一年春秋マイルＧⅠ制覇に加え、牡馬が出走できるＪＲＡの芝マイルＧⅠ４競走の完全制覇となる。

　同世代のアスコリピチェーノは春のヴィクトリアマイルを制して、２３年の阪神ＪＦ以来のＧⅠ２勝目を挙げた。前走の仏ＧⅠジャックルマロワ賞は展開が向かずに⑥着も、連対を外したのは海外の２戦だけ。前記ジャンタルとはＮＨＫマイルＣで対戦して②着も、当時はつまずく不利もあった。牝馬のトップマイラーとして逆転を狙う。

　昨年の覇者であり、７歳の古豪ソウルラッシュも黙ってない。春の安田記念③着はレース中に骨折があってのもの。復帰初戦の富士Ｓ（③着）からこの本番へ向けて順調に調整されている。２０、２１年のグランアレグリア以来、史上７頭目の連覇を目指す。

　海外勢は英国からドックランズが参戦する。英ＧⅠクイーンアンＳを制し、ここで勝てば７０万ドルの褒賞金がもらえるために陣営の本気度も高い。

　他にガイアフォース、レーベンスティールなど実力馬が揃い、今年の京都ＧⅠ最終戦にふさわしい熱戦が期待できそう。